emacsでのJavaScript開発環境の構築(node.js+jshintでリアルタイム構文チェック):前編

JSを楽に書きたいな〜♪ ハイ、構文チェッカー!
・・・ということで、emacs(flymake)でリアルタイムにJSの文法チェックが出来る環境を構築したいと思います。


JavaScriptの構文チェッカとしては
JSLint
JSHint
Closure Tools

などがあるようですが、今回欲しいのは構文チェックの機能のみで、
チーム開発に向いているという噂からJSHintを使おうと思います。

そして、emacsにはjshint-modeというnode.js上で動くJSHint用のモードがあるのでそれを導入します。
僕はwindows上でemacsを使っているので、まずwindows上にMinGWを使ってnode.jsを入れるところから始めます。
(構文チェックを行う場所(=今回だとwindows上)にJSの実行環境(=node.js)があると、flymakeがそれとJSHintを使ってチェックしてくれる!)

環境は32bit版windows7です。

windows7にnode.jsを入れる

必要なのは
MinGW(→Wikipedia)
・Python2.7
・git(msysgit)

です。順番に入れていきましょう。(以下のファイル名やバージョン表記は全て2011/06/26現在のもの)

1.MinGWのインストールこちらの左下の「Downloads」からsourceforgeのページに移動し、
mingw-get-inst-20110530.exe をダウンロードして実行します。
Select Components では「C++ Compiler」 と 「MinGW Developer Toolkit」にもチェックします。


完了!

2.Pythonのインストールこちらから(画面左)ダウンロード→Python標準リリースと辿り
Python 2.7.2のWindows用インストーラ(python-2.7.2.msi)を保存、実行します。
デフォルトではC:\Python27\にインストールされますのでパスを通します。
(コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→システムの詳細設定→環境変数→Pathを選んで「編集」→「;C:\Python27」を末尾に追加)
完了!

3.git(msysgit)のインストールこちらの左側DownloadsからGit-1.7.4-preview20110204.exeをダウンロード、実行します。
(fullinstallやnetinstallはエラーが出るのでやめたほうが良さそうです)
途中で、「Run Git from the Windows Command Prompt を選びました。
(デフォルトでも良いかも知れませんが今後Gitを使い倒したいのでw)
インストールが完了したらC:\Program Files\Git\binにパスを通しておきます。
(ここで、すぐにパスが反映されなかったので再起動しました。本来再起動必要だったかな・・・?)
完了!

4.node.jsのインストール
windowsキーを押して、テキスト入力ボックスに「mingw」と入力し、MinGW Shellを選択、起動します。
(プロンプトが普段と変わっているはずです。このシェルからはいくつかのLinuxコマンドが使えます)
では、以下を実行して、C:\node にインストールしましょう。

$ cd /c
$ git clone https://github.com/joyent/node.git
$ cd /c/node
$ git checkout v0.4.7  # バージョンを落とさないとエラーが出るようです。(現時点での最新はv0.4.8)
                       # ここかなり詰まりました・・・。
$ ./configure --without-ssl
$ make

'build' finished successfully と表示されればOKです!
そのままMinGW Shell上で node --version を実行するとv0.4.7と表示されるはずです。


今回はここまで!
次回はJSHintとemacsの設定周りを書きたいと思います。