HHKBにトラックポイントを移植したッ!

最近HHKBに乗り換えました。

しかし、3年以上にわたるThinkPadキーボード生活により、すでにトラックポイントなしでは生きられない体になっていたのであった・・。
そんなある日 RealForceにトラックポイントを移植した記事 を見つけたのでその通りにやってみました。

結果は

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こんな感じ。

途中でいくつかハマった箇所があったのでまとめます。

ハマりポイント1: 基盤に穴開けたらキーが効かなくなった/(^o^)\

今回HとJの間にトラックポイントを置いたのですが、(GとHの間だとちょっと遠い感じがしたので)
穴を開けたらNが効かなくなりました。

HHKBにトラックポイントを移植した記事Google+に上がっている写真を見ると、 針金でバイパスを作ることで復活させられるらしい。
しかし、上の場合と穴の位置が違うし、基盤も若干変わっているのか、表面を見ただけじゃ回路がどう配置されてるのかわからない・・。(ので、どうバイパスすればいいか見当もつかない)

そこで、虱潰しに針金を基盤のランドに当てまくってみて探る!
結果、21番の左側と34番の右側をつなげば復活することを発見!はんだでつないで事なきを得ました。
(ちなみに、はんだごてが無くても普通のビニールテープ(=絶縁性)で固定するだけでも何とかなります。
また、探る時はMacの場合Karabiner(旧KeyRemap4MacBook)の Misc -> Launch EventViewer でキーのイベントを見ながらやるといいです。)

f:id:junqi:20141108161046j:plain

ハマリポイント2: トラックポイントモジュールとクリックボタンのつなげ方がわからん/(^o^)\

クリックボタンがついているメンブレンシートは、元々トラックポイントモジュールのオレンジ色のシートにつながっていて、
モジュールにつながっている基盤を通して信号を送ってるっぽいのですが、メンブレンシートを切り取って再度つなげようとした時につなげ方がわからん・・
(分解するときに注意深く見ていたつもりだったけど・・)

これは以下の図を見れば一発でわかる・・かな?↓

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(オレンジが2枚に分かれてるから、メンブレンシートと交互に噛み合わせたりしてた・・・)

そんなこんなでパーツの準備ができたら、

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こんな感じで配置して、上半分をかぶせて完成!

ハマリポイント3: 左クリックボタンが効きにくい/(^o^)\

これはハマりという程ではないですが・・。
いざ完成させて使ってみると、左クリックの入力が30%くらいの確率で失敗するようになりました。
どうやら蓋を閉めた時に、メンブレンシートがキーボード基盤によって下に押される(引っ張られる)ことでシートとクリックボタンのかみ合わせが損なわれるっぽい。
ケースを削ったりの調整で改善できる気もするのですが、今回は英数ボタンを左クリックにし、左Optionを英数にすることで対応しました。
( HHKBのサクサク感でクリック入力するのもなかなかえぇ感じです。( ̄ー ̄)ニヤリ )
キーの交換は、Karabinerのprivate.xmlに以下を追記し、 Change Keyタブでチェックすることで行えます。

<?xml version="1.0"?>
<root>
<item>
    <item>
        <name>JIS_EISUU To Left Click</name>
        <appendix>JIS_EISUU To Left Click</appendix>
        <identifier>private.jis_eisuu_to_left_click</identifier>
        <autogen>__KeyToPointingButton__ KeyCode::JIS_EISUU, PointingButton::LEFT</autogen>
    </item>

    <item>
        <name>Option_L To JIS_EISUU</name>
        <appendix>Option_L To JIS_EISUU</appendix>
        <identifier>private.option_l_to_jis_eisuu</identifier>
        <autogen>__KeyToKey__ KeyCode::OPTION_L, KeyCode::JIS_EISUU</autogen>
    </item>
</root>

May the TrackPoint be with you! (トラックポイントと共にあらんことを・・)